■3 転送する
普通のページと同じように転送します。
たいていCGI本体である「bbs.cgi」といったものと、
記録保存用*の「bbs.log」(もしくはbbs.datとかbbs.txtとか)と、
日本語関係のことで使っているらしい「jcode.pl」など
いくつかのファイルがワンセットになっています。
*記録保存用のファイル
bbs.cgi等は「どうやって文字を記録したり出したりするか」を命令しているファイルであって
実際に掲示板に書き込まれた文字を記録する場所は別のファイルになるのが普通です。
(「.cgi」がラジカセだとしたら「.txt」は空のカセットテープか。)
それが記録保存用のファイルで、datとかtxtとかlogとか色々ありますが
中身は全部同じで、単なるテキストファイルです。
エディタソフトで何も書いていない空白のものを作ってアップロードします。
ここで注意したいのは、必ずそのCGIファイルひとそろいを
まとめて入れられるフォルダを作ってから、そこに入れるということです。
つまり私が「asagao」というディレクトリ*を使っているとしたら
このディレクトリの中に更に「bbs」などと名づけたディレクトリを一個作って、
そこにbbs.cgiだのbbs.logだのを入れていくのです。
*ディレクトリ=フォルダ
入れ物、みたいなもの。
ファイルは紙…ものが書いてある紙で、それを入れる書類ケースとか封筒みたいなのがディレクトリ=フォルダです。
ここでは「asagao」と書いてある封筒のなかに「bbs」と書いた封筒をもう一つつっこんで、
その中に「bbs.cgi」「bbs.log」「jcode.pl」などの紙を入れる
というようなイメージ。
■4 パーミッションを設定する
「パーミッション」というのは「許可」というようなことです。
お客さんにこのファイルを読むことを許可するかどうか?
書き込むことも許可するかどうか?
検索実行を許可するかどうか?…というようなことを設定するという作業です。
代表的転送ソフトはMACでは「fetch」、WINでは「ffftp」ですが、
転送したファイルを選択してメニューから「パーミッションの設定」を選ぶと
9つのチェックボックスが現れます。
それで、
×××
×□×
×□×
このようにチェックを入れてOK押すと、
「パーミッション755」になります。
「bbs.cgi」など、語尾が.cgiのものはこれにすることが多いです。
××□
××□
××□
こういう風にチェックを入れると、これが「パーミッション666」。
.log、.txt、.datなどと記録用ファイルはこれにすることが多いです。
××□
×□□
×□□
で、これが「パーミッション644」。
「jcode.pl」がこれ。
全部×にすると「777」で、
これはさっきの「bbs」などという大きなフォルダに使います。
CGIファイルは、それが入ってるフォルダのパーミッションを
777(あるいは755など)にしないと動作しないので
1つ余計なフォルダを挟むことが必要だったわけです。
自分のホームディレクトリ(例では「asagao」)はパーミッションの設定ができませんから。
正確な数字は、貰ってきたCGIファイルの中や説明書に書いてあるので、その通りにします。
(違うものを入れても動作することはあります。CGI作者の指定とサーバーの指定が違っているときはサーバーの方に合わせましょう。)
あの9つのチェックボックスには
400 200 100
40 20 10
4 2 1
という風に数字が割り振られていて、
足し算してその数字になるようにチェックをすればいい、という方式になっています。
×××
□□□
×□×
705
××□
□□□
××□
606
××□
□□□
×□□
604
というような感じですね。
また、レンタルサーバーなどではそれ用のページがあって、お使いのブラウザでパーミッション設定ができたりするとこもあります。
以上で説明は終わりです。
簡単そうでしょ?
■エラーについて■
で、やってみるとけっこうエラーが出たりするんですね…。
「500サーバーエラー」
が出たら、それは>1行目の間違いかパーミッションの間違いか、
スクリプトの間違い…例えば「#」を一つ間違えて削除したとか…
原因は色々考えられるので特定できないんだそうです。
落ち着いて一つずつ見直してみましょう。
何度やってもおかしいときは、スクリプトをダウンロードしたときに失敗している、なんていうこともあるそうです。
DLからやり直しましょう。とほほ。
「404file not found」
が出たら、それは普通のこのエラーと同じです。
「その場所にその名前のファイルはない」ということ。
ファイルを置いた場所のURLを書き間違えているのかもしれません。